独特な粘りと上品な味が楽しめる。
新潟県の冬には欠かせない食材「里芋」。
「里芋」という呼び名は、山野に自生する山芋に対して「住居の近くでつくる芋」、「村里で栽培される芋」であることが由来といわれています。日本での歴史はとても長く、縄文時代に伝わったとされていて、縄文時代には主食であったとの説もあるようです。
親芋から子芋がたくさん増えていくことから、子孫繁栄の縁起の良い食べ物とされ、正月や節句の料理には欠かせません。
新潟県での主な生産品種は「大和早生」で、栽培面積は約140ha、年間2000t程度の生産量があります。新潟を代表する郷土料理「のっぺ」にも欠かせない、新潟の冬の食材の代表格です。